（1）近年の熟練工不足に対応するべく、省力化や機械施工を目的に開発された1㎡当たりに1.0～2.0個使用する、控長35cmのままで面のサイズを大きくしたブロックです。
（2）5分勾配でも自立し、機械施工による省力化、迅速化が図られ、施工費が削減されます。
（3）つり込み据付け専用治具を使用することにより、ブロックの据付けが確実・簡単・迅速に行うことができ、施工性・安全性が向上します。
（4）直高5.0ｍ以下では、正六角形の積みブロック(JIS A 5371 -12A)と同様の「経験に基づく設計法」に基づいてご利用頂けます。（裏込めコンクリートの厚さを調節）
（5）アントラーの表面には自然石模様を採用し、景観に調和するように配慮されています。
（6）アントラーを用いた実物大試験により、通常の練積みに相当するブロック間の摩擦が確保されていることを確認しています。　　
（7）埋設パネルを併用することにより、一層の施工性向上が図れます。

施工方法は下記のとおりとなる。
（１）掘削　
（２）基礎砕石工、基礎ブロック敷設(基礎コンクリート打設)　
（３）ブロック据付、背面型枠工　
（４）胴込めコンクリートの打切。　
（５）2回目以降、項番3～4を所定段数まで繰り返す　
（６）天端工(型枠工、コンクリート投入)

独自歩掛

・通常の控え35ｃｍ積みブロックによる法覆工と同等
・直高5ｍまで。延長は0.625ｍの倍数。
・積みブロックによる法覆工の基準に準ずる
・従来の積みブロック同等の耐力であることを、実物を用いた曲げ耐力試験により確認している。