シートと防草土を組み合わせた防草工法は複合的に効果が発揮できる
１.新規性
・高密度不織布防草シートを防草土で覆いシートの紫外線劣化、熱劣化を防止し耐久性を延命させた
２.期待される効果
・高密度不織布(コロたまシート)に防草土(コロたまソイル)を敷き均し固化、接着させることでシートの劣化を防ぎ、飛来種子の生育も防止する
・防草土(コロたまソイル)の荷重により強風によるシートの飛散を防止する
・コロたまソイルで保護されたシートは半永久的に劣化しないため草効果も同様に持続すると想定されることからランニングコストの経済性は飛躍的に向上する

１.除草作業：除草は草丈10ミリメートル以下に刈り込む（必要に応じて不陸調整、整地をする）
２.コロたまシート敷設：不織布（コロたまシート）を広げる（表面グレー（起毛）、裏面グリーン（硬質）25メートル巻）
３.シーリング：重ね部及び構造物端部をシーリング接着する（重ね幅50ミリメートル以上）
４.配袋：防草土（コロたまソイル）を1平方メートル当り1袋で配袋する
５.開封、敷き均し：防草土（コロたまソイル）を開封し均一に敷き均す（敷き均し厚み10ミリメートル以上）
６.表面仕上げ：刷毛による表面整正（敷き均しムラを消す）
７.散水：シャワー状の散水をする（1平方メートル当り約3～4リットル使用）＊冬季は凍害抑制のため防凍剤を添加した水を散水する
８.確認：施工表面をチェックし必要に応じて防草土（コロたまソイル）を被せ修正する(施工後何時でも可能)
９.完了（養生）

かまださんのコロンブスのたまご歩掛（規模250平方メートル以上、100平方メートル/日当たり）

労務費
・土木一般世話役　0.4人
・普通作業員　1.8人
材料費
・コロたまソイル（20kg袋　2000円/袋）　120袋（ロス率10%含む）
・コロたまシート（1m×25m巻・2m×25m巻　770円/平方メートル）　110平方メートル（重ね幅5cm以上）
・シーリング材（ペンギンシール　900円/本）　4本
諸雑費（労務費の18%）　1式

現場状況に応じて端部処理にコロたまテープを使用する
端部コロたまテープ接着工（100m当り）
労務費　普通作業員　0.15人
材料費　コロたまテープ（約50m/巻　14000円/巻）　2巻
諸雑費（労務費5%）　1式

１.自然条件
・雨天時、強風時は施工できない
・冬季気温が氷点下になる場合は施工を見合わせる（コロたまソイル施工時）
２.現場条件
・資材置き場スペースとして50平方メートル(5m×10m)程度必要
３.技術提供可能地域
・全国
４.関係法令等
・特になし